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10分でわかる!住宅ローン返済方法の仕組み
今ほっともっとのからあげ弁当を食べ終わりました。
からあげの魅力を再確認したところで、
ブログをつらつらと書いていきます。
先日、住宅ローンシミュレーターのことを書いたので、
その続き、住宅ローンの返済方法について書きます。
住宅ローンの返済方法は2つあります。
①元利均等返済
②元金均等返済
一文字しか違わないので、どちらも似たような感じがしませんか?
それぞれの返済方法には一長一短があります。
どのように違うのかグラフを使って比較してみます。
①元利均等返済をグラフで表すとこんな感じになります。
毎月の返済額(元金+利息)が一定額となる返済方法です。
元金と利息の合計額が均等になっているので、
元利均等返済というみたいですね。
グラフからわかるように
当初は毎月の返済額における元金部分が少なく、
徐々に元金部分が増えていく仕組みです。
元金均等返済と比べて残元金の減りが遅く、総返済額は多くなります。
メリット
・毎月の返済額が一定なので返済計画が立てやすい。
・元金均等返済と比べて、当初の返済負担が軽い。
・ほとんどの金融機関で取扱いがあり、最もポピュラーである。
デメリット
・同じ返済期間であれば、元金均等返済よりも総返済額が多くなる。
・元金均等返済に比べ、返済開始当初における借入残高の減りが遅い。
②元金均等返済をグラフで表すとこんな感じになります。
毎月の返済額における元金の割合が一定で、
残元金に対して利息額を上乗せして支払う返済方法です。
今度は元金を均等に支払っていくので
元金均等返済というみたいです。
利息額は返済が進むにつれて少なくなるので、
毎月の返済額(元金+利息)も次第に少なくなります。
当初から返済額に占める元金の割合が比較的多いので、
元利均等返済と比べ、残元金の減りが早く、
総支払利息が少なくなります。
メリット
・毎月の返済額(元金+利息)は返済が進むほど少なくなり、
将来の負担が次第に少なくなります。
・同じ返済期間であれば、元利均等返済よりも総返済額が少なくなる。
・元利均等返済に比べ、返済開始当初における借入残高の減りが早い。
デメリット
・元利均等返済に比べ、当初の返済負担が重い
・元利均等返済に比べ、借入可能額が少なくなる。
・一部の金融機関でのみ取り扱いとなっている。
<参考>
借入額3,000万円、固定金利3.0%、返済期間30年の場合の総返済額の比較。
と簡単にまとめてみました。
どういった感想を持たれたのか気になるところです。
元金均等返済の方が総支払額が少ないので、
もし住宅ローンを組むなら、
元金均等返済が良いなーと感じませんでしたか!?
ここで注意する必要があるのが、
民間金融機関が取扱う住宅ローンでは、
元金均等返済はあまり一般的ではないという点です。
元利均等返済の方が利息額が多く、
金融機関の利益が増えること、
毎月の家計管理がしやすいこと等から
民間金融機関では主流となっていて、
元金均等返済を取り扱っていないことが多いのです。
ではどこで、取扱いがあるのでしょうか。
元金均等返済はフラット35や財形融資で利用できるので、
元金均等返済を利用したい方はそちらを利用したら良いでしょう。
どんな人が使うのがオススメなのかというと、
将来支出が増えそうな方。
例えば、
小さなお子さんがいて、将来の教育費の負担が重くなりそうな家庭で早いうちに返済を
済ませておきたいという場合に、元金均等返済が向いていると言えます。
※今回は触れなかった住宅ローン金利の仕組みついてはコチラへ
→マイホームを買う前に!これだけは知っておきたい住宅ローン金利の種類
まとめ
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数字上の損得だけでなく、
それぞれのライフスタイルの変化に対応できる
返済を考えることが大切です。
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