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なぜ今、お金に働いてもらう必要があるのか?~未来に備えるために今すぐ始めるべきこと~
人生100年時代と言われる現代、
私達には主に3つのリスクがあります。
①長生きリスク
②インフレリスク
③円安リスク
順番に考えてみます。
①長生きリスク
元気に長生き出来れば最高ですが、
長く生きるということは、
生きるためのコストが
必要となってきます。
老後資金はいくら必要なのか、
少し前に老後2000万問題という
のが話題になりました。
生命保険文化センターによると、
60歳で定年を迎えて夫婦2人で生活するには、
約30万円/月必要となっております。
85歳まで生きると仮定します。
60歳から85歳までの25年間で
必要となるお金
30万×12ヶ月×25年=9,000万円です。
もちろん貰える年金もあります。
年金額は現役世代の年収の約半分程度なので、
年収400万の方なら年金は200万になります。
200万×25年=5,000万
不足額は4,000万円です。
4,000万というのは夫婦2人分の不足額なので、
一人当たり2,000万円の老後資金が不足します。
もちろん人それぞれ生活にかかるコストや
価値観が異なるので、
こんなに必要ではないと感じる方も
いるかと思います。
病院に行く回数が増えたり、
もっと長生きして100歳まで生きるとしたら
とても2,000万円でも足りない気もします。
②インフレリスク
物価の上昇の問題があります。
日本政府の目標としている、
年2%のインフレが起これば、
持っているお金の額は同じでも
買える物の量が
どんどん減ってしまいます。
例をあげると、
現在100万円で買える車があるとすれば
5年後にはその車の値段が110万4,000円に値上がりします。
たった5年で10万も値段があがると
なんだか損した気分ですね
そうならない為には、
最低でも年2%以上でお金を働かせる必要があります。
③円安リスク
私たちは不動産、預貯金、保険、
株、投資信託などの金融商品など
色んな物に形を変えて資産を保有しています。
例えば不動産投資をしている人なら
多くの不動産を所有しているかもしれません。
家族がたくさんいて、
万が一のために多くの保険に加入している人
もいるかと思います。
しかし、日本人は資産の大半を
日本円で保有しています。
今後少子高齢化が進み、人口が減って行きます。
人口が減ると、
物を消費する絶対数が減り、
企業の売り上げも減ります。
その結果、経済成長が困難になり、日本の国力が衰え、
結果として円の価値が下がる可能性が高いです。
過去に人口が減少して経済成長した国はありません。
日本に住んでいるとイメージが湧きませんが、
これは危険な事です。
仮に円の価値が30年後20%下がったら、
今1,000万円の資産があっても
30年後は800万円に減ってしまいます。
世界の基軸通貨の米ドルは流通量が約50%
日本円の流通量は約5%です。
円の価値が下がれば、米ドルの価値は上がり、
米ドルの価値が下がれば、日本円の価値は上がります。
資産の全てを日本円で持つのではなく、
通貨を分散させて、リスクヘッジしましょう。
ただ、外貨建て保険のように
一括払いで米ドルに変換するのは危険です。
ギャンブルをするようなものです。
今が良いタイミングかどうかは神のみぞ知ることです。
今が買い時かどうかわからないので、
ドルコスト平均法という取得単価を下げる方法で
少しずつ円をドルに変換することをおすすめいたします。
3つのリスクを考えてみましたが、
リスクがあるのは、当たり前のことです。
大切なのはどう備えるか、です。
資産家と呼ばれる人々は
お金のルールを学び
着実に資産を増やしています。
例えば500万円お金をもっていて、
車を買う場合
500万→車
という流れが一般的です。
これは、
お金→消費 ということです。
資産家は、
500万→資産→資産から得られる収益→車
お金→資産→収益→車
という流れで買います。
お金を稼ぐ資産に変えてから、
そこから得られるお金により、
物を買う方法をとっています。
これにより、お金を減らさない買い方が出来ます。
当店で不動産を買われるお客様には、
住宅を購入する際に、
頭金がある程度ある場合には、
頭金はなるべく入れない方が良いと伝えます。
頭金を資産に変えて、
そこからの収入で住宅ローンを支払うという方法があります。
そうすることで、当たり前に頭金を払うより
はるかに楽に家を購入できます。
お金に関する情報を知っているか知らないか、
それだけで日々の暮らしが楽になります。
老後資金を準備するにしてもお金を働かせると
楽に準備できます。
仮に今35歳で60歳までの25年間で、
複利運用するとします。
毎月3万円を25年間積立による資産形成をします。
支払ったお金は900万円(3万×12ヶ月×25年)
お金を働かせてリターンを得られるところに資産を置くと
利回りにより、増え方が違います。
利回り 0.1% → 911
1.0% → 1,022
3.0% → 1,338
5.0% → 1,786
7.0% → 2,430
長期的な時間をかけることで、資産を作ることが可能です。
仮にもう少し早い時期からする場合ではどうでしょう。
30歳から60歳まで30年間同じように運用し、資産形成すると
支払ったお金は1,080万円(3万×12ヶ月×30年)
利回り 0.1% → 1,096
1.0% → 1,258
3.0% → 1,748
5.0% → 2,496
7.0%. → 3,659
支払ったお金は180万円の違いですが、
5年間長く運用することで、
金額が多く増えることがわかります。
資産額=金額×期間×利回り
となり、資産形成に使える金額が同じであれば、
期間と利回りを意識することで
資産額を増やせます。
反対に言うと、
銀行預金で毎月3万円積み立てしても
30年後に1,080万円が1,096万円にしかなっていないので
全く資産形成にはなりません。
同じ期間、将来の為にお金を準備するなら、
増えるところにお金を置く方が良いでしょう。
金融先進国のシンガポールでは、
55歳以下の労働者は収入の20%、
雇用者は17%を拠出し、
収入の1/3以上を積み立てる仕組みになっています。
積み立てたお金を複利で運用し、
老後には資産が1億円あるのが一般的です。
1億円資産があれば、資産運用して年7%のリターンが得られたら、
それだけで年700万円になります。
働かなくても豊かな生活ができます。
また、退職金をもらってまとまった収入がある方もいますが
不動産業をしていると
退職金で住宅ローンを一括返済したと言う話をよく聞きます。
住宅ローンの利率は年1%程度なのでもったいないです。
退職金が2,000万ある方なら、
年7%ほどの運用でも
毎年140万のリターンがあります。
それで月々の住宅ローンの支払いをすれば、
2,000万の元金には手をつけずに返済できます。
お金→資産→収益→消費
この順番を守って、
賢いお金の使い方をしましょう!!
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